これ、本当です。
僕の友人のアメリカ人女性(30代・既婚)で子供3人を育てながら起業している普通の主婦の方がいます。
彼女は大学卒業後、栄養士をしていました。
仕事にも慣れてきて、もう少しハイスキルで稼げる仕事がしたいと考え、
数年前に大学院でMBAをとったとのことです。
そして、昨年(2015年)の夏から今まで栄養士をしてきた知識を生かして、
健康的な食生活をおくるためのコンサルティングを個人向けに行う事業を立ち上げました。
幼い子供3人の面倒を見ながらのビジネスは忙しそうですが、
毎日子供たちの昼寝の時間に2時間程度を必ず確保し、
着々とビジネスを進め、徐々にお客さんも増えてきたようです。
日本人の感覚からすると、行動派のエリートのような彼女の経歴ですが、
アメリカではこれが普通です。
僕のアメリカ人のベストフレンドも、2007年に大学を卒業した際、
就職せずに独立して事業をしていました。
彼は音楽(特にバンジョ)のプロなので、
プロのブルーグラス・バンドのツアーで演奏することと、
楽器の個人レッスン生を集めて、生計を立ててましたね。
ちなみに、大学卒業と同時に23歳で結婚して、
最初の年は奥さんもパートで働いていましたが、
2年目からは
「年収が300万円くらいいきそうだからエイミー(奥さん)がパートやめられるよ!」
と言って喜んでいたのを覚えています。
他にも家でケーキ屋をやっている知り合いのおばさんとか、
コンサル会社を立ち上げた大学の先生とか、
例を挙げればきりがないです。
別にみんながみんなイーロン・マスクやスティーブ・ジョブスのように
なろうとしているのではなく、
結婚してからでも、大学院で勉強し直したり、
事業を始めたりすることがあくまで普通で自然なことなんですよね。
前に普通のおばちゃんが偏微分方程式を解ける国。という記事でも書いたように、
60代のおばちゃんでも、大学で学んでいます。
特に、日常に閉塞感を感じていたり、自分の学歴に劣等感ががあったり、
自分の成長が止まっていると感じている方は、
アメリカ人の普通のおばちゃんを見習って、
大学に入り直して新しいことを学んでみたり、
あまり難しく考えずにビジネスを始めてみるといいかもしれません。
人生に新しい風が吹くと思います。