日本人の日本人に対する自己評価は気遣い・心遣いが出来る国民性、ということになると思いますが、逆にアメリカ人は自分たちのことを”うるさくて迷惑な(Loud and Abnoxious)”国民だと思っている人が多いです。
しかし、アメリカに住んでいるとアメリカ人の方がかなり気遣い・心遣いの精神が根付いるなぁ、と感じることもありますので、そんな様子をシェアしますね。
日本にいた時は、
来た電車に一番前の列で待っていて、
いざ乗り込むときに後ろからものすごい勢いで押されたり、
運転中ウインカーを出して車線変更をしようとすると、
意地悪されてなかなか入れてくれなかったり、
ドラッグストアのレジで並んでいたら、
おじいさんが横入りを試みてきたり、
ということが多かったのですが、
アメリカでは逆にそういったことは少ないどころか、
建物に入ろうとすると5秒も10秒も前に建物に入った人が、ドアを開けて待っててくれたり、スーパーのレジで同じくらいのタイミングで列に並ぼうとしたのに気づくと、大体先にいかせてくれるなど、かなりみんなが、譲り合って(?)生活しています。
また、運転中も”4ウェイ”(写真はAll Way ですね。)という交差点が至る所にあり、そこでは信号機がない代わりに、先に交差点にたどり着いた車が先に交差点を渡る、というシステムを採用しているため、お互いに譲り合ってコミュニケーションをとりながら運転する必要があります。
まあ、友達のインドネシア人の話によるとインドネシアでは車が全く信号などを守らず、交通ルールもあったものではない状態になっているとのことなので、それに比べると日本ははるかにいいと思いますが。。。
他にもアメリカでは、公園や大学、公共施設の廊下や道で他人とすれ違うとき、挨拶をしなかったとしてもとりあえずお互いにスマイルを浮かべるなど、結構周りを気遣ってみんな生活しています。
これに慣れてしまうと、日本に帰ったときも道で他人にスマイルしてしまい、変な目で見られることもありますが^^;。
アメリカでは日本のようにグループの中や利害関係のあるひと(上司やお客さん)に対して、必要以上に気を使って行動や感情を読みながら行動することはありませんが、
教養のある、まともな人ほど気遣いが出来る人が多いので、アメリカに来る機会があったら、観光地よりもぜひ人間を見てみてくださいね。