良く日本では自分探しをする若者を否定する論調がみられます。
佐藤優氏の著作「右肩下がりの君たちへ (ぴあ書籍)」の中で、
対談相手の社会学者、古市憲寿氏は
「自分探しというと、遠くの島に行ったり、世界一周をしたりというイメージがありますが、日本社会で役立つ「自分」が遠くの島とか海外に落ちているとは思えません。
それよりも、すでに存在している「自分」を掘り下げた方がいい。」
と述べていますが、これは日本社会ですでに成功できている人の上から目線の発言です。
古市氏は
「日本社会で役立つ「自分」が遠くの島とか海外に落ちているとは思えません。」
と言っていますが、「自分」というのはどこかに落ちているものではなく、
自分で作っていくものです。
しかし、日本社会では新しい自分、目指す自分に向かって努力をしようとすると、必ず周りから否定、批判、説教をされます。
もちろん、そんなものは気にするべきではないのですが、こういった邪魔によってやる気をくじかれてしまう人が多いのも事実です。
それにより、やりたいことや、才能を伸ばそうとする人が一定の割合で脱落していくのは社会的に損失であると言えます。
だからこそ、海外にいくことは大きな意味があります。
例えばアメリカの大学院でのリサーチやデータ解析のプロジェクトなどでも、できるだけやりたい仕事を与えてくれます。
アメリカでは自分のクリエイティビティを生かして何かをやれば、それを応援してくれる人が本当に多いです。
仮に失敗したとしても、よっぽど意地悪な人でなければ、
「トライしなければ成功もしないよ!」
と言ってくれます。
そんな環境の中で自分の目標に向かって努力を
続ければ、”探している自分”を形作っていくことができます。
古市氏が言う、
「すでに存在する自分を掘り下げる」ためにも
海外に行き、日本人以外の人たちと触れ合うことは重要です。
例えば日本のここがおかしい、あそこがおかしいと普段から感じて
いることについて、日本以外の国を見て、経験することによって、
自分がおかしいと感じていることが世界的に見てどれくらいおかしいのか、
それともどこの国でも同じようなものなのか、
などが分かります。
その経験の中で自分の思考を形作ることが出来ますし、
その思考こそが明日の自分を作っていきます。
今の日本の閉塞感の中で、欲しい自分が見つからずに
悩んでいるなら、海外に出てみるのはオススメですよ!
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