もう6、7年も前の話しになりますが、
TOEIC860点を持っている友達に英語レッスンをしていました。

当時の僕は確かそれまでのTOEIC最高点が880点だったと
思うのですが、テストの点数は同じくらいでも
会話レベルは天地の差だったので、

彼が英会話のレッスンをしてほしいと言ってきたんですよ。

彼はテストの英語力は高くても実際の英会話となると、
言いたいことが言えないと感じていたようです。

そこで僕が伝えた一番重要なことは、

日本語を英語に直そうとする前に
日本語で自分が言おうとしていることを
意味の通る日本語に言い直す、

ということ。

日本人同士で日本語で話してる時って、
特に意識しなくても流れで会話できちゃうんですよ。

例えば、

「社会人としてそれはないでしょ!」

って英語でなんて言います?

“As a society person, it is nothing!”

なんて言っても絶対通じないですからね。

まず、

「社会人」っていう言葉は英語ではありません。

そもそも「社会人」の意味、あなたは言えますか?

僕はアメリカの大学を2年で辞めて、
日本の大学に編入する前の2年間、フリーターをしていましたが、
フリーターは社会人扱いされないんですよね。

ちゃんと社会の一員として仕事をして
税金も納めてたのに、「社会人」ではない
って意味分かんないですよね?

でも、この意味をきちんと自分で捉え直して
「責任のある大人」と言ったらどうでしょう?

“As a responsible adult”

これなら英語で通じます。

後半部分の「それはないでしょ!」は
何て言います?

これは

「そういうことはするべきではない。」

という意味ですよね?

であれば

“You should not do that!”

に変えましょう。

“As a responsible adult, you should not do that!”
(責任ある大人として、そんなことはすべきではない。)

ということですよね。

こんな感じで普段僕らが日本語でしゃべってることって、
ちゃんと意味を考えてなくてなんとなく流れの中で
細い意味が定義されずに使われていることが多いんですよ。

逆に、これ英語でなんて言うんだろ?という表現も
分かりやすい日本語に直すと、英語で表現しやすくなります。

例えば

「人目を気にしすぎる。」

これなんかも慣用句的な言い方になっていますが、
分かりやすい日本語に直すと、

「他の人が私のことをどう思っているか気にしすぎる。」

ということなので、

“Care too much what other people think about me.”
(他の人々が私について思っていることを気にしすぎる)

と言えます。

こんな感じで英語を話す時は、
まず日本語で自分が何を言おうとしているのか言い直すと
スムーズに英語で表現できることが多いですよ。

なお、英語圏で普段から英語で生活していると、
自然にそういったことができる様になってきますが、
最初は意識して分かりやすい日本語に直すことが重要です。

英語を話すコツなども含めてメールマガジンにでも
お伝えしていますので、英語ができるようになりたい方、
海外へ行きたい方は登録しておいてください。

質問などはメールマガジンに直接返信をしていただければ
直接の返信、またはブログ記事内にてできる限り回答したいと思います
のでお気軽にどうぞ。


フォローすれば更新情報が受け取れます。

↓ツイッターでのフォローはこちら。

↓フェイスブックぺーじでのフォローはこちらから「いいね!」。
Screen Shot 2016-06-29 at 8.33.57 PM

英語講座のお知らせ

このブログを通して、これから留学する方、留学中の方、赴任中の方などから、

「どうすればネイティブと英語でコミュニケーションをとることができるようになるのか?」

という質問を多くいただくようになりましたので、英語圏の人と対等に会話をする能力を身につけるための英語講座を、2人のネイティブスピーカーに協力してもらい、制作しました。

以下のバナーから内容の詳細をご確認ください。講座に関して質問などがあれば、いつでも、このブログのメールフォームからご連絡をくださいね!