英語を話せるようになるために、留学することは一つの良い方法であることは多くの人が賛成するかと思いますが、留学は留学でも語学留学に比べて正規留学をした方が圧倒的に英語が上達しやすいと思います。
という僕自身は「語学留学」というもの自体はしたことがないのですが、ウェストバージニアの大学に正規留学をする直前に3週間ニューヨーク州の大学で語学研修のプログラムをとったことがあります。
また、正規留学をしていた大学でも、TOEFLの点数が足りずに正規の授業をとれないために語学研修を受けている他の日本人学生たちが、いつまでたっても英語をしゃべれるようにならないのを見てきました。
やはり語学研修(ESL)では通常、ネイティブは先生だけで普段は同じ国から来た人同士で固まってしまい、英語を喋るのはほとんど先生とだけ、ということも珍しくないようです。
では、なぜ正規留学をした方が英語が上達しやすいのでしょうか?
理由は正規留学では「英語を学ぶこと自体を目的にしていない」ことにあると思います。
例えば、お金を目的に頑張るよりも、社会に価値を生む仕事をできるように努力した方が最終的にお金を稼げるようになるのと同じように、
英語を習得するために英語を勉強するよりも、自分が学びたいことを学ぶために英語を使う方が結果として英語が身につくのです。
僕自身、18歳でアメリカ留学した際は数学を専攻していたのですが、例えば「垂直」は英語で”Perpendicular”というなど、「使って」いた単語は覚えているのに対し、惑星の名前や数々の形容詞など、TOEFLで高得点を取るために「暗記」した単語はほとんど忘れてしまいました。
また、実際の大学の授業を受けるとまわりの学生は当然ネイティブスピーカーばかりなので(大学院は留学生ばかりですが)、授業を助け合ったりと普通のやり取りをする中で言語を使うことになります。
さらに、アメリカのリベラルアーツ系の大学では専攻に関係なく歴史や社会学のクラスを取らされるため、普通程度の教養があるアメリカ人が常識的に知っていることを学べるため、教養のある大人として、アメリカ人と会話ができるようになります。
そんなわけで、「英語が出来るようになりたい!」のであれば、語学留学よりも正規留学がオススメです。
もし貴方が既に大学を終了した(またはしていない)大人であったとしても、アメリカではいくつになっても大学で学ぶことが普通のことなので、自分の勉強したいことを勉強しながら英語が身につく環境に飛び込んでみてはいかがでしょうか?
もちろん、正規留学をしても日本人とばかりつるんでいたら喋れるはずのものも喋れるようにならないので気を付けてくださいね!