日本では自分の英語力を示す資格として、TOEIC、英検、TOEFLなどが一般的ですが、これらのテストでどれくらいのスコアがあれば、実際にネイティブの人と会話ができるのでしょうか?
結論からいうと、TOEICのような英語テストの点数と、しゃべれるかどうかはあまり関係ありません。
まず、どんなに英語の勉強だけしていても、アメリカに住む普通のネイティブスピーカーの人が言っていることはよくわかりません!
NOVAなどの英会話教室でネイティブの先生と会話の練習をしても、こういった”ガイジン”の皆さんは、極端に日本人が聞き取り易い発音をしてくれて、本当のネイティブの話し方とは結構違います。
僕なんかは18歳で初めてアメリカに正規留学したとき、TOEFL553点(TOEICに換算すると740点らしい)だったのですが、これは
”通常会話は完全に理解でき、応答もはやい。話題が特定分野にわたっても、対応できる力を持っている。業務上も大きな支障はない。”
レベルだとのことでした。
しかし、実際に留学してみて、ネイティブのみんなが話していることがほぼ全くわからないという現実を突きつけられました。
いや、本当に初めは授業中も先生が言っていることをほぼ0%しか理解できず、毎日泣きそうでしたよ^^;
というわけで、英語の勉強ばかりしていても喋れるようにはなりません。
「通常会話は完全に理解でき、応答もはやい。」というのは完全にウソです!
逆に本当のネイティブスピーカーと会話ができるようになるには
・共通の話題を持つこと
・間違いを恐れずに積極的にコミュニケーションをとること
が最も重要です。
コミュニケーションは相手と自分が共通に理解できる基盤無しには成り立ちません。
逆に、お互いに理解しあえる”共通言語”があれば言葉が下手でも仲良くなることが可能です。
数学者同士であれば、英語よりも数式を用いれば活発な議論ができますし、
お互いにビートルズが好きであれば、ジョン・レノンの話で仲良くなれます。
アメリカではフットボールが最も人気のあるスポーツですが、あなたがフットボールが好きであれば、たぶんアメリカ人と延々と会話ができると思います。
一生懸命、「英語を話そう」とするよりも、お互いが共通に好きなことを話せば、言語が下手でも何とか通じ合うものです!
また、日本人に特に多いのが、間違いを極端に恐れて何も言えない、という間違いです。
英語がネイティブでない私たちは、基本的にアメリカに10年住んでも20年住んでも、100%ネイティブと同じ英語を話すのはほぼ不可能です。
ですので文法は重要ですが、間違いを恐れていると全くコミュニケーションをとることができません。
僕が10年以上前、ニューヨークで3週間語学学校に行っていたときも、自分よりはるかにTOEFLの点数が低いプエルトリコ人(スペイン語が母国語)たちが、文法などはテキトーであるにも関わらず、間違えることなど全く気にせずにペラペラと喋っていました。
僕の場合も18歳で留学して、初めは相手の言っていることがよく分からない中、あきらめずにネイティブの友達を作って会話をしていたら、約1年半で「基本的に言いたいことは言える」自信がつきました。
ということで、英語をしゃべれるようになるためには勉強ばかりしていないで、共通の話題を見つけ、積極的にコミュニケーションをとることに尽きます。
最後に、、、
そうは言っても非ネイティブスピーカーが”きちんとした”英語を話せるようになるには、文法の理解は重要です。そのためには日本の中学校1年から高校1年レベルまでの文法、構文を学習することをお勧めします。
中学生くらいの文法がわかるよ!という方は、実際にネイティブと対等に英語を話せるようになるためには、僕自身が運営しているカナンアカデミーの英語eラーニング講座を受講することがおすすめです。
この講座では
・ネイティブの価値観や考え方をビデオで学ぶ
・自分の意見を英語で書いてネイティブの添削を受ける
ことにより、リスニング力を知らないうちに高めながら、
ネイティブと会話をしていく力を訓練することができます。
ある程度、英語力がある人(英検3級取れるくらい)の人は、
これ以上いくら”お勉強”をしてもとても効率が悪いです。
受験じゃないんだから。
こんにちは、
先日は、ケンタッキーを
ご案内頂きまして、
ありがとうございました。
確かに、英語のスピードが早く、
聞き取りは難しかったですが、
自分の言いたいことは、
おおかた伝わったので、
楽しく過ごすことができました。
昔、ニーナ町田の1階のカフェで、
英会話のレッスンをしてもらったのを、
思い出しました。
引き続き、実践的な
トレーニングを続けようと思います。
「言いたいことは言えるけど、相手のいうことがわからない」というのは少数派ですね。自分も実はそうでした。普通の日本人はどちらかというと、「なんとなく分かるけど言いたいことが言えない」という人が多いです。聞き取りの方はアメリカに長くいればなんとなくわかるようになるのに対し、自分が話すのは勉強と練習をしないと出来るようにならないからだと思います。
なるほど、
言いたいことが言えない、
というのが、多数派なんですね。
まずは、自分の伝えたいことを、
はっきりさせるのが、大切。
引き続き、トレーニングします‼
母国語以外で話をするときは特に、自分が言いたいことをはっきりさせる必要がありますね。日本人が英語ネイティブの表現を流暢に言えるようになるのは難しいので、言いたいことを、出来るだけ簡潔にあらわすのが伝わるポイントだと思います。