日本では、特にビジネスマン的な人たちが

「英語は所詮ただのツールだ」

などとよく言っていますね。

彼らの言い分としては、

まずゴールがあって、そのゴールを達成するための
ツールとしてITや英語があるのであって、それなしに
英語ができても意味がない、

と言うことのようです。

たしかに、そういった意味では英語はツールにもなりえます。

しかし、英語は本当はただのツールではありません。

英語ができることによって、世界が広がり、
自分の人格に影響を与え、自分を形作ります。

人の思考は環境に影響されます。

そして、日本語しかできないと、
基本的に日本人の価値観の枠の中で生きることになります。

例えば日本では部活でも会社でも、
試合で負けたり、ミスをしたりすると怒られ、
うまくできたときは特に何も言われませんね。

日本ではなぜか

「ダメ出しして伸ばす」

風潮があります。

そして、常に周りと比べられ、できないところを指摘されます。

それは子供だけでなく、会社に入っても、

「隣の課は営業成績達成できてるのに、
お前のところはできてないけどくやしくないの?」

などと、言われます。

常に、出来ないところを指摘され続けるため、
日本では本当に多くの人が、

「自分は出来ない人間なんだ。」

と自信をなくしています。

そして、少しの失敗を恐れるようになり、
リスクを取らないつまらない人生しか送れなくなります。

そして、冒険をしている人に対しては嫉妬なのでしょうか、

「いい歳して」とか、
「しっかり考えろ」とか

陰口をいいます。

逆にアメリカでは大人になっても、
常に新しい挑戦をすることを周りが応援してくれます。

起業したい、大学院にいきたい、
あれを勉強したい、これをしたい、

やりたいことを周りの人に言うと、みんな

「それは素晴らしい!君なら必ずできる!」
「それはエキサイティングだ!必ず成功するよ!」

的なことを言ってくれます。

僕のことをよく知らない人さえ根拠なしに、
応援してくれるので本当にできる気がしてきます。

そういった影響でしょう、
生まれた時からアメリカで育った日本人の子供たちを
何人か見ていますが、みんな表情が豊かです。

周りに気を使うことなく、いい意味で子供らしく育ってます。

日本人家族の子供の表情を見ただけで、
最初からアメリカで育っている子なのか、
最近日本からアメリカにきた子なのか分かるくらいです。

例をあげれば本当きりがないんですが、
このように多くの人の姿勢、態度、考え方は
環境と周囲の人に大きく影響されます。

日本語しかできないと、日本人の思考の枠から
逃れることができません。

英語ができれば、アメリカ人と話せます。
多くのアフリカ人とも話せます。
ほとどのインド人とも話せます。

そして、別の文化や考え方を理解することで、
今までの考え方が破壊されます。

また、うすうすと「日本のここがおかしい!」
と思っていたことも、

他の国の人から見て実際に何がどこまでおかしいのか?
実際はどこの国でもそんなものなのか?

といったことが分かるようになります。

その中で新たな気づき、思考が生まれ、
新たな人格形成をしていくことができます。

その体験は僕の人生を大きく変えて、成長させてくれました。

あなたもその体験があれば、その素晴らしさを知っていると思いますし、
なければこれから体験していくことができます。

年齢は関係ないと思います。

そのために、異文化の人たちとコミュニケーションをとるためには、
言語は非常に重要です。

だから英語(に限らず他の言語もですが)は単なるツールではないんですよね。

まあ、日本の会社に勤めて、日本国内で日本人とだけしか
触れ合っていない人たちにとっては英語は所詮ツールでしかないのかもしれません。

でも、本当に人生を変えたいのなら、
英語を習得することで得られるメリットは計り知れません。


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